訪問看護師版暴力のKYT(危険予知訓練)場面集

医療現場のKYT(危険予知訓練)は、通常、患者の安全を守るために写真やイラストを用いた場面で、起こり得る医療事故を想定し、それを回避する方法を検討する訓練です。
訪問看護師版暴力のKYTは、訪問看護師が利用者宅に訪問した際に、起こり得る暴力のリスクを予測し危険を回避するための訓練です。本場面集はその訓練に用いるために作成しました。
どなたでもダウンロードができますので、事業所内での研修に役立ててください。
【留意事項】
著作権は放棄していません。転載の場合は出典を明記すること。
研修などで使用する場合は、必ず当方までお知らせください。

訪問看護師版暴力のKYT(危険予知訓練)場面集

在宅ケア現場における暴力の危険予知訓練(KYT)の意義

(日本在宅医療連合学会誌2024 年 5 巻 2 号 p. 19-26)
暴力のKYT場面集を用いて実際に研修を行い、2〜4週間後にアンケートを実施した結果をまとめた論文です。研修は単発でも、暴力対策について個人の認識を変える可能性が示されました。
しかし研修はもっと必要と感じた人が多く、組織的な取り組みを検討に至るには課題があることもわかりました。

日本在宅医療連合学会学会誌

患者・家族による在宅医療提供者に対する暴力・ハラスメントの事例や対策について

(厚生労働科学特別研究事業 令和4年度 災害時や新興感染症拡大時等における在宅医療を提供する医療機関等への支援体制についての調査研究、令和4年度分担研究)
研究協力者として参加しました。在宅ケアの多職種にインタビューを実施し、被害事例や対策に関する認識について報告しました。

災害時や新興感染症拡大時等における在宅医療を提供する医療機関等への支援体制についての調査研究、令和4年度 総括・分担研究報告書

訪問看護師が利用者・家族から受ける暴力に関する調査研究事業(平成29・30年全国訪問看護事業協会調査報告書)

本事業の検討委員として関わりました。全国の協会の会員の事業所を対象に調査し、被害実態を調査し、研修会・報告会を開催しました。

全国訪問看護事業協会

サービス利用者による訪問看護師への暴力と訪問看護ステーションの地域連携との関連

(日本看護科学学会誌2018 年 38 巻 p. 346-355)
全国の訪問看護ステーションを対象に郵送質問紙調査を実施し、地域連携が良好でない群は、良好な群よりも言葉の暴力は1.5倍程度、セクシュアルハラスメントは1.7倍程度、該当行為がある利用者が多かった結果が出ました。暴力対策には、良好な地域連携が大切であることが示されました。

日本看護科学学会誌